荷物を軽くする  が一番

毎日、お店の洗濯物干し場に、野良猫がやってくる。
東京オリンピックバブル(はじけたけど)なのか、近所の空き地
にも、家やアパートやゲストハウスやシャアハウスが建ち、のらちゃんの行き場がなくなった。
彼らは、腎臓が弱いので、「水」が大事。なので、水と食べ物を
こっそり置いている。子供ができたら、カリスマ動物病院につれていって、
避妊治療をやったりする。めちゃくちゃ多忙な先生だけど、いつもこころよく
やってくれる。

ねこは、「わけあたえる精神」をもっている。「足るを知る」も知っていて、
必要以上のごはんを食べないし、食えない仲間がいたら「天真庵にいったら、ぼくが
残したごはんがあるにゃん」といって、分け与える。人間さまも見習わなくては、にゃらない。

天真庵の玄関の前に、さつきが植わってある。そこのまわりに、毎日米ぬかをまく。
能登の棚田でできた玄米を、すこしづつ精米して食べている。その時にできる「ぬか」が、
ぬか床になったり、能登の畑にまく(化学肥料を与えていた畑を浄化)し、あまったものは
、天真庵の前に蒔く。やはり土が浄化されるのと、雀くんたちの大事なごはんになる。
彼らも「足るをしっていて」・・・「まだくれ」とは言わないし、「コロナのために備蓄する」
とかいわない。しかも「ぼくたちは、マクロビやねん」とか「わたしビーガンよ」なんて、いばらない。

40年以上前になくなられた哲人がこんな言葉を残した。今の世の中を予言したようなことだま。

「死を急ぐ」

空を飛ぶ鳥は 地上に倉をつくることはしない
地上の動物も その日の生活に満足している
明日の糧を求めて 相争うのは人間だけだ
鳥や動物たちは その日の糧で生きながらえている
人は明日の糧を求めて 死に急ぐ
人間よ 眼をひらけ

そして「今日の真民さん」  やっぱり、荷物を減らして生きていかなくては・・・ね。
「断捨離」なんて流行り言葉は少し古い。いらないものを買っていた自分への反省がない。
「荷物を軽くする」のほうが、自然。

「身軽」

何が一番いいか
身軽なのが一番いい
春の鳥のように
いきいきと
夏の風のように
さらさらと
秋の木の葉のように
ひらひらと
冬の星のように
さえざえと

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