アクの強いフキで、毒を消す

♪もうすでに 春ですね~

のはずだが、今日から首都圏は外出自粛になるし、
卒業式や入学式や入社式・・・門出の春のイベントものきなみ中止で、
「別れの3月」も「出会いの4月」も、季語がなくなった感がある。
近くにこの春コンピュータの専門学校ができる。先日、そこの先生3人
が蕎麦を手繰りにこられた。

その一人(常連さん)が「ここはこれから学生たちのアジトになりますよ」
といって笑った。なんとなく大学紛争時代のレトロな言葉。
今NHKFMからボブデュランの曲が流れている。シンコロで来日が中止になったけど、用意されていた
ようだ。まるで「トリビュート」な感じ。ピーターバルカンさんの番組。

♪君とよくこの店にきたもんだ・・・片隅で聴いていたボブデュラン・・
ガロの「学生街の喫茶店」。お金もないのに、とりあえず知り合いの顔を見かけると
「お茶飲もうか?」といって、わけもなく、たわいのない話をしながら、シケモクしながら
だべっていた。でもみんな楽しそうにしてたね。「夢」を語れる時代やったんやろね・・・

シンコロさんのおかげで、世界中がとまって瞑想している。
オリンピックも延期。冷静によく考えてみると、「アマチュアスポーツの祭典」
なんていう大義名分とは、程遠いモノで、利権や企業のオカネの臭いがプンプンと
あぶりだされるような今日このごろ。原発といっしょで、みんな「やめる」方向にしたら・・と思う。
令和になったけど、その前の「平成」というのは、いろいろなものや旧態依然も体性が壊れて、
大掃除されて「平たく成る」という時代であったはずだけど、「令和」になって、そんなことが
顕著になるみたい。「ガラガラポンになる」というのが、はじまったような気がする。

「ゆずり葉」。新しい命が発芽するときには、古いモノは自ら「ゆずって」
若き命にエールをおくる植物。そんな縁起で、正月の鏡餅にみかんの下に飾られてきた・・・ゾンビみたいな森
が、はばをきかせるオリンピックの森では大輪の花が咲きそうにない。どうゆずっても花さか爺さんには見えへん。やっぱゾンビや。

昨日は福岡の妹から「フキ」と「お米」がおくられてきた。
さっそくフキの皮をはぎ、3センチくらいに切って、水でさらし、
そばのかえしで煮て「ふき煮」をつくってみた。春の香りに包まれた。
冬眠をおえて眠りからさめた熊が、最初に口にするのが、フキノトウなどの春の山菜。
「毒消し」になるらしい。

明日は「満まめ」と「蕎麦打ち」と「ヨガ」をやる。
全部予約が入っているけど、「自粛」される方は、遠慮なくどうぞ。
おひとりおひとりが、大きな試練の時。右にいくか左にいくか、決める春だ。

今日の「真民さま」

「試練」

試練は
鞭ではない
愛なのだ
慈悲なのだ

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