タンポポ

近くの桜もホボ満開になってきた。
路傍には、タンポポの花も咲いている。地味であまり存在感
がないけど、葉が上に元気に咲いているのをみると、信楽の一輪挿しに
投げ入れることがある。春を謳歌しているバレリーナのような風情がある。
手でもぐと水揚げが悪くなるので、根っこから抜いて、はさみでスパッと切る。

昨日は朝からバンバン打ったそばが、2時で終わった。ここん
ところ一回KO負け?のような感じ。遠くからこられる方がいるので、「売り切れ終い」ではなく
その後は「ガレットやさん」になる。ぼく的には「そばがきぜんざい」なんか美味い、と思う(笑)
でもそのオーダーが立て続けにはいると、ぼくの顔が(笑っていない・らしい)。久保さんの志野の合鹿碗(ごうろくあん)
のような器に入れてだす。
今朝も朝まずめから蕎麦を元気に打った・・
なにもかも空っぽになったので、少しはやめにお店を閉め、燕京亭で
餃子と上海やきそばを食べたながら紹興酒を飲む。この店をでて、左手に「たこやきや」、
右手にセブンという交差点の風景がいい。そのふたつのお店は最近できたし、その先にこの春
専門学校が開校する。14年くらい前に、この風景を見ながら「この街に住もうか」と思った、そんな場所。

帰ってきて、久保さんの新作のうめ星酒器で「米鶴」を飲んだ。
キリっとした切れが、ますます研ぎ須磨れるような感じがする。
「巣ごもり」で、家飲みスタイルが主流になりつつあるけど、「器」
は、気に入った酒器をつかってほしいと思う。
この隕石の酒器を使うと「まずい酒もうまくなり うまい酒はもっとうまくなる」。
お昼に「あご酒」をその酒器で3合飲んだ女子がいた。

今日の真民カレンダー

「綿毛のように」

タンポポの綿毛のように
柔らかい愛をもって
お互いが生きてゆく
それは何と素晴らしく
美しいことであろうか
そう思い
わたしはかがみこんで
道のべの
タンポポの綿毛を
じっと見つめていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です