月曜の朝は卵かけごはん

普段は珈琲とそばを中心にしているので、「ごはんもの」がメニューにない。
日本人が米からパンにシフトして、昨年あたりからパンのほうに軍配があがりはじめた。
「月曜の朝くらい・・・」ということで、311の年から始めた。
我が家は、休みの日以外は朝は「ごはんと味噌汁プラス」の一汁一菜。

菌活の会(手前味噌をつくる会)も、あと二日を残すのみと、あいなった。
昨日は男子ふたり(ケイタリングや居酒屋イベントなんかをやるプロ級の腕をもった料理人)、と結婚して6年一度もケンカしたことがない、という仲良夫婦。

最初の男子は、蕎麦のお弟子さんでもある。ニューヨークで生まれ育ったので、英語ができて、料理ができるので
ビッグネームのアーティストたちが来日すると、通訳兼私的料理人として大活躍している。しかし、今回のコロナ騒ぎで
イベントの中止などが相次ぎ、「自分で働き方改革をしなければ」と真剣に考えている様子。優秀な人材は「組織」
など必要とせず、ノマド的に「いつでもどこでも自分で仕事をつくる」能力を持っている。でもさすがに、
大きなパラダイムシフトを迎えた「今」に、危機感を感じているようだ。「今年、もう一度蕎麦を真剣にやりますからよろしく」
といって、つくった味噌をかかえて帰っていった。

AIが仕事場にはばを利かせる時代が迫ってきた。「企業は人を雇いませんよ」という時代でもある。
「誰でもできるような能力の人」「AIがやればすむ仕事しかできない人」の居場所が会社から、あるいは社会から
なくなる、ということだ。
みんなが並んでトイレットペーパーを買っているので・・ボリボリっと長蛇の列に並んでいるようでは、仕事が
なくなる運命になりそうだ。「自分しかできない仕事」「AIにはできない仕事」を磨いていくしかない。
おおざっぱにいえば、東京という街は、大手の会社に勤めるサラリーマンが住んでいる街。
大手の会社ほどAI化が加速していくだろうから、ボーとしていたら、この街に住めなくなる。
でも、こんな大変化の時代は、「神のはからい」の時だと思う。
一度しかない人生。おもしろおかしく生きていこう。

一月に高千穂の近くの小さな神社にお参りにいった。
高千穂というと、アマテラスさんが岩戸にお隠れになって、今の時代みたいに「真っ暗」になった、天の岩戸伝説があるとこ。
その時、アメノウズメが天石屋戸の前で、胸乳をあらわにして裳帯を押し下げ、裸踊りをした。 それを見て八百万の神々は大笑い、外のさわぎに気づいて「なに?」と
思ったアマテラスは石戸を開けた。 その時、ほかの神様がいっせいに岩戸を開いて、世の中がパーと明るくなった、そんなお話。
どんな時代も「バカになる」「なりきる」ことの大切さを教えてくださる。

最後に味噌をつくった男子は日本酒関係の仕事をしている。自粛ムードや消費税の高騰で
日本酒ばなれに拍車がかかっている、とのこと。
日本人は、ワインよりも日本酒を飲んで、ときどきは裸踊りや「ヨカチン」でもやりながら
いろんな困難な時代を乗り越えてきた。そうすればなんとかなると思う。感謝。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です