アインシュタインさんが、やってくる?

昨日、のれんをだそうとすると、メールがきた。銀座の「星の王子」からだ。
この時間のメールはたいていが、ゴールデン梯子(銀座のBig Bang と押上の天真庵を梯子)
のお知らせ。隕石屋が押上にいた時は徒歩でこれたが、銀座だとそうはいかない。でも「不思議なひととつながる」
スピードが押上時代の100倍くらいのスピードだ。

「IQ195のお客さんが、これから蕎麦を手繰りにいきます~」

王子のメールはなぜだかいつも語尾に「~」がつく。

「ありがと」と返事したら、

「笑笑~」とかえってきた。

元気シールのTQ技術者の山田くんも東大でてIQがかなり高いけど、195というと、アインシュタインやゲーテ並みだ。
どんなひとがくんのかな?と思っていたら、半ズボン掃いたアスリートのような青年が入ってきた。
「王子から連絡あったと思うんですが、〇〇です。せいろ一枚ください」といって、「うめ星実験中」の、カウンターの真ん中に座った。
「銀座から歩いてきた」という。「隕石をもつと、覚醒されて寝る時間が少なくてすみますね。ぼくは4時間も眠ると充分です。
やる仕事もいっぱいあるし、歩いていきたい場所も全国いっぱいあって・・・」などから、機関銃トークが始まり、オーディオ・映画・神社・隕石・宇宙・黄泉
・・・・・

「二回目です、天真庵。3年くらい前になんでかわからないけど、この席でそばを食べてました。今日も銀座いったあと、気がついたら
業平を歩いていて、王子に連絡したら、「じゃ~天真庵にいったら」といわれ・・・・なんか不思議ですね」とのこと。「これから上野の博物館まで
歩いていってきます」といって、街へ消えていった。

夕方は、味噌作り4人。3人目は、姪っ子の「かのん」(小学3年生)。味噌作りをはじめて見る外人さんのカップル
が蕎麦を手繰りながら好奇心いっぱいで、英語で話かけていた。かのんの母は、帰国子女で英語バリバリなので、味噌作りの話を英語で
かわしていた。終わった後、かのんが、石臼で珈琲豆を挽き、「ここでバイトしていい?」と聞くので「自給200円やで」
と答えたら、「え、安い~!」という。「じゃ、500円でも1000円でもいいよ。でも天真庵の自給は、払う、のでは
なく、もらう、んやで。教え料なんや」というと、親子で笑っていた。「働く」というのと「お金」をいっしょに
考えると、気持ちがいがんでくる。どんな仕事も「どんな態度でやり続けるか」が大事。貴賤もへったくりもない。「ひとのために働く」のみ。

最後は小学校5年生の女子。3回目。お父さんは、南島原まで一緒に旅して、原城近くの温泉につかりながら酒飲んだ仲。
昨日も娘の味噌中に、竹葉を二合飲みながら談論風発。さすが小学5年生になると、手際もいいし、終わった後
にチーズケーキを食べながら「お母さんには、酒のことは内緒ね・・」と笑っていた。
それぞれの家庭に、それぞれの味噌がいき、それぞれの味の家庭料理が食卓に花咲く。感謝。

今日は日曜日なので16時閉店。それから味噌作り。
明日の朝は「卵かけごはん」夜は「順受の会」
火曜日が「書の会」
水曜日が「おんなかっぽれ」