「森のイスキア」・・・よくわかんない森?

昨日の「天声人語」は、佐藤初音(はつね)さんのことが綴られていた。
4年前の2月1日に94歳で亡くなられた。不和や病気、孤独に
悩む人を自宅を改装して「森のイスキア」をつくり、泊めてさしあげた。
ガイアシンフォニーという映画の2で、「初音さんのおにぎりを食べて、自殺を
思い直した人」のことが紹介され、いろいろなメディアで、🍙が紹介された。
(のりは、この絵よりも多く、おにぎりは、▽ではなく〇だけど・・塩・ごはん・梅干し・のり)

珠玉の言葉で天声人語は結ばれていた。

「私は本人が気づくのを見守るだけ。自分で納得して答えが出せた人は、
まわりが驚くほど変わってきます」・・・・さすが!諭させられてわかるのは、わかったといえない。本人の「気づき」が大事。

生前書かれた本の中にイスキアの由来が書いてあった。

ナポリにイスキアという美しい島があり、そこに生きる気力を失った青年がたどり着いた。
その島の自然にふれあい、青年はこころ癒され、生きる活力を取り戻した。
そんな逸話が残っていて、その名をつけたらしい。あとから、イスキアと弘前が
緯度がいっしょだということに気づいて、縁を感じた、そうな。

その本にも

「私は特別なことは何もしない。ごはんを作って、一緒に食べて、お話を聞くだけです。
それだけのことだけど、ここを帰られるときには、みなさん、「胸のつかえがスーとおりました」と
言ってくれるの。」

「特別なことは何もしない」ということが、特別になっているような昨今。
「忙しい」にかまけて、コンビニのおにぎりやサラダですませている人には、ぜひ
ガイヤシンフォニー2を見てほしい。日本が瑞穂(みずほ)の国である原点がわかるよ。

今日も味噌作り。味噌とか梅干しを自分でつくる。まじめにやっている松本の大久保さんちの醤油
とか、能登の揚げ浜の塩なんかを台所におく(おくだけではいけない。使わないと)。
できたら「糠漬け」にも挑戦。
土鍋(はつねさんは、電気釜)でごはんを炊き、具だくさんの味噌汁をつくる。
日本人の命の根源たる「一汁一菜」の基本形ができる。

今日は日曜日なので16時閉店。それから蕎麦打ち教室、味噌教室。

明日の朝は「卵かけごはん」夜が「長屋で女史会」