九州のチャンポン

なんといっても長崎が本場。全国展開するリンガーハットなどは墨田区のヨーカ堂の中
でも食べられる。昭和50年代には、京都にも個人店で「長崎チャンポン」の看板をかかげて
いるお店があった。名前は失念したが、お店に「長崎新聞」が置いてあったので、ときどき
旅する気分でチャンポンを食べにいった。京大の近くやった。

高倉健さんの映画「あなたに」のロケのお店は、戸畑のチャンポン屋。提灯山笠の街で
あり、正統的な戸畑流チャンポンの生まれた街だ。地産地消ではないけど、ラーメンもチャンポンもチャンラー
も、北九州のお店で食べたほうが美味いと感じる。鮨もそやね。うどんもそやね。黒崎にはうなぎの美味い店「黒崎田舎庵 日日屋」もある。

今回、宗像大社と鎮国寺をお参りした後、母親に「なん食べたい?」と聞いたら「チャンポンが食べたい」
という。「宗像チャンポン」のお店も近くにあるけど、松林を芦屋(関西の芦屋ちゃうねん。茶人好みの「芦屋釜」発症の地があんねん)
のほうに向けて走って、ナビが岡垣にかわるあたりで、松林の中に、「やってる」と小さな声が聞こえるような古色蒼然とした古民家
がある。「松露」(しょうろ)というお店。グルナビなど、バカなコンシェルジュの写真や評価を超えたチャンポンで、筆舌が及ばない。
正統的な戸畑チャンポンのお店だ。芦屋の「芦屋釜記念館?」にいくついでにいってみてほしい。

豊後竹田の滝廉太郎の記念館の近くに「ひらた食堂」というのがある。そこのおやじはカウンターの中に「打ち台」があって、
チャンポンの麺を自分で打っている、のが売りのお店。

滝廉太郎の「荒城の月」(作詞は土井晩翠)で、向田邦子さんの「眠る盃」というエッセーがある。
♪春高楼の花の宴 めぐる盃かげさして・・・・・これを彼女は長いこと「眠る盃」だと思い込んでいた。
誰でも「思い込み」とか、妄想癖はつきもんである。それが生きがいになったり、創造につながったりするもんだ。
この歌もそうだけど、人生そのものも「夢幻のせつな世界」。みんな形あるものは、消えていくのであ~る。無常そのもんやね、この歌。

ぼくも、欧陽菲菲の「恋の十字架?」、その歌が「へんな出だしの歌やな」とずっと思っていた。
ずいぶん後になって、歌詞を見た時、「なんだ」と大笑いしたことがある。

♪女がひとり出来ること 指をからめて祈ることほほを涙で 濡らすこと・・・

そんな歌。彼女は少し訛りがあるので、ボーッと聴いていると
♪オナラひとりできること。。。と聴こえない?ぼくはずっとそう思っていた。

アイドルが、清純そうに短いスカートはいて、ニコニコしながら、「ブリッこしてた時代」に、
ちょっとかわいらしいオランウータン顔で、ガチンコで勝負する本格派が歌うにふさわしいな、くらいに思っていた。
でもオナラの音がするとこちらも「ブリっこ?」

♪きっと 最後の恋だと思ってた・・ラブイズオーバー・・

きっと、ぼくは「感覚の過敏な子」=「HSC(Highly Sensitive Child)」だったんだ?

今日から営業。夜はダメ中。今日は「水餃子をつくる」会。
東京にもどってきたら、餃子を食べたくなる。亀戸餃子を食べながらハイボール
なんて、詩酒放情の最高峰?食べたくなってきた。
「いぶりがっこ」の第三段もくるらしい。         

1月31日(金) 開場19時 開演 19時半  4000円(蕎麦会付き)

赤須翔(ギター)
シャンデル・ロブレス(ウォッシュボード)

2月29日(土) (仮)De amor em amor (ブラジル音楽)

演奏:寺前浩之(バンドリン)、バエデール・麻衣(サックス)、岸本麻子(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)