月曜の朝は卵かけごはん

昨日は電話やメールで「天真庵は無事でしたか?」という問い合わせがあまたあった。
ブロクにも書いたけど「無事これ名馬」であ~る。
近所の人たちも、台風一過に一安心で、昨日は「昼酒」を飲む人も多かった。
「地震雷火事親父」、親父は死語になったけど、そのみっつは怖い。しかも台風の最中に
地震もきた。この界隈はいわゆる0m地帯で、荒川が決壊したら、6mくらい水に浸かる、
という地域である。その時は、あの世とこの世の結界がとれて、現象世界と実相の世界を
自由に往復するような生活になる。

江戸時代に越後で大地震があった。そこに五合庵という草庵を結んでいた曹洞宗の良寛さんが
「災難に遭う時節には災難に遭うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候、是はこれ災難を のがるる妙法にて候」とのたまわれた。
やはり「そうとう」な人や。

台風の影響で、「やさと農場」から卵が一日おくれで届いた。ぼくのHP
にリンクしているけど、ここは若者たちが自然農で野菜をつくり、その野菜を
食べさせて、にわとりやぶたを飼っている。
今日の「卵かけごはん」は、そこの平飼いの卵、みそ汁の味噌は手前味噌で、身はやさとの野菜。
お米は、能登半島の棚田でつくったお米。そのお米をここで精米し、糠は糠床に・・
けっこう理想的な朝ごはんだと思う。

野菜が届く時、農場の人たちの近況をつづった会報誌が同封されてくる。
今回の台風が終末に重なったので、農場で2泊3日のイベント「つながるを取り戻すワーク」
というワークショップが中止になったそうだ。ぼくもこの農場で毎年秋に、彼らがつくる新蕎麦を
打つ会をやってきた。「人と人のつながり」「夫婦のつながり」「親子のつながり」・・・
スマホやネットで、いつでも世界中の人と「つながっているような錯覚」は体感するけど・・・
実のところは、「つながる」はバーチャルの世界で、風邪をひいたりしても誰も見舞いにもきてくれない、
そんな世界をみんなで放浪しているようなものだろう。風邪ひいた時や落ち込んだ時に「添い寝」してくれる人
くらいほしいよね。

そして、やさと農場にいってみると、「人が自然とつながっていない」ことを再確認する。
生きとし生けるものは、みな「つながる」状態なのだが、都会で生活していると、みんな
別個の世界。だから、他人のことは、自分のこととして考えずらい、そんな思考回路になっているようだ。
「つながる」を、こんな時代だからこそ、魂のレベルまで考え直す時かもなんばん。感謝。

10月19日(土) 山本竹勇 津軽三味線の世界

演奏:山本竹勇(ギター)

18時開場 19時開演  ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

11月6日(水)
「新作CD発売記念ライブ」  ソボブギ

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

演奏
西尾賢(ピアノ、三味線など)
藤ノ木みか(うた、パーカッション)
伊藤啓太(コントラバス)
豆奴(おまけ)

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