能登の先端の珠洲(すず)に「舟あそび」という素敵なギャラリーがある。
先々月の☂の日に、農作業用の長靴を履いてお邪魔した。
銀座や青山のギャラリーなら「入場お断り」必至だが、
美人の女将が「どうぞ」といれてくださり、お茶まで
ごちそうになった。青山や銀座のギャラリー以上の器(キャパ)もある感じ。
お茶に使う「茶巾」(ちゃきん)をレストランやカフェででてくる白い袋に
入った濡れたおしぼりで見立て、それを入れる茶巾筒はガラス作家の小さな筒型のもの。
「さすが」と感心しながら、話をしていくと、共通の知人が、芋づる式にでてくるでてくる。
陶器を飾る衣桁(いこう 珠洲へいこう ではない 着物を飾る道具)は金沢出身の般若くんがつくったもので、
天真庵でも展示会がある時は同じものを設えて棚にする。無駄のない縁で繋がってる感が強まる。
昨日は舟あそびさんから「珠洲焼」のイベントの素敵なパンフが届いた。
渋谷ヒカリエの8F で9月18日から29日(中世日本海・黒のやきものグラフィック)
珠洲焼資料館 10月5日から11月10日(中世・日本海に華ひらいたやきものの美)
こうゆうものは、一生のうち何度も経験できるものではないので、できたら梯子をしていただきたい。
時空の違う世界をいったりきたりすると、きっと「悟りの境地になる」
詳しい問い合わせ先 珠洲焼プロジェクト2019
東京 坂井編集企画事務所 03-6691-9152(坂井・田中)
珠洲 舟あそび 0768-82-3960(舟見)
その足で「鈴木大拙記念館」や「西田幾多郎記念館」・・・禅の街「門前」あたりの夕陽を見ながら
瞑想したりすると、普段自分がどれだけ迷走しているかがわかるかもなんばん。
それに付随して、いろいろな催しがある。
もう満席かもしれないけど、半澤鶴子さんの「名残りの茶事」もある。
ぼくのお茶の「お弟子さま」5名も参加する。(10月26日) (25日は「お菓子つくり」 27日は半澤鶴子講演会 )
今日は「ゆるゆるよが」 先生のかすみちゃんも茶事に参加。
秋は「珠洲焼」と「茶」三昧な能登を楽しむ季節。「茶経」というバイブルがこの世界には
あるが、さしずめこちらは「茶狂」か。
9月13日のお昼 志賀町の「寒山拾得美術館」にて、煎茶会をやることになった。
般若くんのつくった茶櫃に、縄文ドリポット、久保さんの茶碗、角居(金沢出身)くんの錫(すず)の茶たく
などが忍ばせてある。これで「珈琲点前」をやってみようと思う。