英語で蕎麦会

昨日は夏休みモードの中、英語で蕎麦会があった。
先生と生徒がスカイツリータウンに6時ごろ集まり、外国人観光客に
声をかけ「いっしょに、チャーしまへんか?」とか「おもろい蕎麦屋で、いっしょに蕎麦たぐりませんか?」
などつたない英語と身振り手振りの手練手管を駆使して、ポン引きをする会。

反対の立場で、よその国にいって、「おいしいフレンチがあるんやけど、そこで日本語教えてくんない」
なんていわれても、9割以上の日本人は「NO」と答えると思う。
でもこの方式で、5年くらいやっているけど、9割くらいの成功率だ。
おかげでいろいろな国に友達の輪が広がっている。

だいたい、7時から8時の間に、外人さんと「同伴」で英会話が始まる。
昨日はすぐに電話があり、お店の閉店前にフランス人のイケメン兄弟ふたりと、
日本人5人の「英語で蕎麦会」が始まった。

東京オリンピックの前で、東京の街も、長屋や古民家などが壊される憂き目になり、
街は「復興?」さながらの建築ラッシュ・・
でも外国からくる感度のいいひとたちは、「本来の日本の家」や「昔からの暮らし」
が見たいんだと思う。どんな仕組みかしらないけど、背たかノッポのタクシーが幅をきかせて
うらぶれた十間橋通りを毎日走っている。マラソンコースは、温度があがりにくい舗装材を
使って工事をしていくらしい。

そんなにお金をかけるより、真夏はやめて秋にするとか、いっそ石川の千里浜をコース
にしたら、人間本来の走りができるのではないか?などと思ってしまう。
すべては、資本主義のなれのはての姿だ。

会の最後に、みんなで記念撮影をし、ぼくの「能登の寒山拾得美術館」のショップカードを
渡す。感度のいい外人さんは、筆をもった寒山と箒をもった拾得に興味をしめしてくれる。
池袋のギャラリー時代から、うちにお茶を習いにきた岩本先生が、わかりやすい英語で
「足るを知る寒山拾得ワールド」を説明してくれた。感謝。