旅の途中

大石さんのライブはピアノの調子も大石さんの調子も、お客さんの調子もよく、
「ともに楽しむ」のごとく、すばらしかった。来年は「天真庵」という曲も
つくってくれるらしい。楽しみだ。

片づけを終わり、夜中の一時過ぎに出発した。足柄インターまでいき、仮眠。
朝車を動かそうとしたら、うんともすんともしない。前日にディーラーでリーコールの
点検をしたばかり・・・
泉大津から門司港のフェリーをその日に予約していたので、あわてることない、と
悠然としていたけど、さにあらず・・・

火曜日はディーラーがお休み。まずジャフに電話をして、一時間後に到着。やはりビクともせず、
保険を頼んでいる東京海上に電話。
車は東京にレッカー車で運んでもらい、車はレンタカーを頼んだ。
いろいろ時間がかかる(荷物の入れ替え、高速カードの手続き・・・保険会社とのやりとりなど)
ので、結局5時間くらいかかった。すぐに、予約していたフェリーをキャンセルして、
九州まで運転してかえることになった。今回は父の墓参りのため、延岡までなので
足柄から1200kくらい走ることになる。

「参勤交代の時は、歩いて江戸まで往復していたんだ」 それに比べたら、「なんてこたない」
と気分をかえて、東海道中膝栗毛よろしく、のんびりと旅する気分で、延岡までいく。
北浦で「鳥南蛮」(延岡発祥)を食べ、秘湯で旅の疲れをとり、墓参りをしてBAR神戸へ。
「ヘベスペシャル」(ヘベスという日向特産の柑橘を使ったカクテル 命名は勝手につけた)を飲む。
その後バーボンを飲んでいたら、先週のサンボアで飲んでいるかのごとく・・・銀座のバーにも負けない心地よさ。

バーのママさんに「来年延岡でそば会をやってくれませんか?」といわれ、二つ返事。
「へべそば」(ヘベスそば)を食べる会になりそうだ。墓参りと称しながら、温泉にいったり、
きれいなママのいるバーで飲んだり・・・親不孝この上ないような気もするけど、これもまた供養のひとつか。

次の日の朝福岡にむけて出発。高速は使わず、下道でゆっくり。
途中、「道の駅 きよかわ」に立ち寄る。全国の直売店の中で今年表彰された直売所。うまくいえないけど、
「そこにしかないもん」に地元の人たちの愛情がいっぱいつまっていて気持ちがいい。

その後は「杖立温泉」につかって福岡へ。