令和元年収穫のもち麦

2007年に押上に天真庵を結んでから仕入れている四国の「もち麦」。
弘法大師がつくったとも、徳島の祖谷に移り住んだ平家の落人が蕎麦といっしょに
つくっていた、とも言われる。3年くらい前にテレビで紹介され、ブームになり
ひところは注文数の半分も調達できない状態が続いたけど、やっと落ち着いてきた。
ようは「日本人は一時のブームでワーっと飛びつくが、長続きしない」ということだ。
でも、先々月からそのもち麦を焙煎して「はったいこ」にしたものを扱うようになると、
うちの常連さんたちに大ブームがおきている。「みな続けられること」を祈る。
穀物の一粒一粒に人の手間や汗が紛れている。禅語で「粒々皆辛苦」という。

昨日はその四国の農家さんからゆうパックが・・・品ものの欄に「令和元年収穫のもち麦」
とあった。添え書きなどはないが、その一行に「思い」がこめられている。さっそく神棚に手向け、
「感謝」。寒山拾得のように、ボロはまとっていても、こころは錦・・他人の労働を掠めとって
生きているのではない、という自負。そんな清い精神がやどっているような穀物。
彼の家の玄関には、坂村真民さんの直筆で「愛穀」という額が飾ってある。この国の
「土台」のような百姓精神を教えてもらった気がする。ぼくの百姓の大先生だ。

昨日紹介した「松井浄蓮」さんの哲学の根本にあるのものは「他人はない」という哲学。
他人と比べたり、うらやんだり、他人のせいにしたり・・・でも「他人」の問題ではなく
みな「自分」の問題である、という哲学。剣の道、武道の道、茶道・華道・・・
およそ「道」とつくものは、「相手」を想定してはじまるが、最後は「おのれ」
を磨く、自分のこころを磨いたり、見つめたりするところに落ち着く。

口でいうは易し、ではあるけど・・

7月8月のライブ。
15日(月・祭) 大石 学 ソロ LIVE

演奏:大石 学(ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

27日(土) もにじん花火大会 らいぶ

演奏:じんじん(ギター)・マツモニカ(ハーモニカ)

17時開場 17時半開演  ドレスコード:ゆかた・甚平 ¥3,000(蕎麦・珈琲 付き)

8月のライブ

2日(金) 『百びわ庵』コンサート

演奏:榎本百香(薩摩琵琶)

18時開場 19時開演  ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)