珠洲は最果ての場所やけど さいはてや端っこというのはいいね!

昨日は「松尾栗園」の草刈りにいく予定だった。
能登の家には、畑がふたつあり、背高泡立ち草、いたどりが群生していて、
2日かけて、なんとか畑らさしさをもどした。
ある近所のばあちゃんが「夏は草刈りをしながら、後ろをふりむくと、
また新しい草がはえとる」といわれた。まさにそんな感じだ。

昨日は老体に鞭打つわたくしを心配してくれて、栗園の草刈りは「雨のため中止」
になった。前の日から、長靴と長袖のTシャツを用意してあったので、それに着替えて
「珠洲」へ。味噌作りも梅干しも「塩梅」、つまり塩が大事なポイント。
珠洲の古式塩つくり、「揚げ浜式」の名人じいちゃんととこへ車を走らせる。
じいちゃん「また遠いとこからありがとう」(車のナンバーが足立)。
ぼく「ここの塩は日本一ばい」(なぜか九州弁)
じいちゃん「こないだは味噌 こんどは?」
というので「梅干し」と答えたら、自作の梅を土産にくれて「これより
おいしいのができたらこうてやる」といって笑った。日焼けした顔が男らしい。

次に珠洲の名前の元になった須須神社をお参りして、そこの近所の「ジャムや」さんにいく。
ここも2度目だけど、ちゃんと顔を覚えてくれていて、家族が里帰りした時のように、
ジャム用の完熟トマトを使ったジュースがでてきた。
「これやばいっすよ」(こんどは、わかもの弁)というと、2リットルくらいの
容器にいれてもってきてくれた。遠慮しながら?5杯くらい飲んだ。

ジャムとケッチャップを買って帰ろうとすると、主人が「昨日とったさざえ」
といって、いきのいいサザエいっぱいと、完熟トマトを土産にくれた。
目の前が海で、彼は定年後に陶芸家になり、時間があると前の海で魚をとったり
さざえをとったりしながら「能登暮らし」を生きている。
おかあさんは、近所の農家の名人ばあちゃんたちがつくった「トマト」や「いちじく」
や「ブルーベリー」を使って、まったくケミカル無添加のジャムをつくっている。

その後は「ギャラリー 舟遊び」を初めて訪問。
以前、天真庵のドアの取っ手をつくった角居くんが
「珠洲に素敵なギャラリーがあるので、今度紹介します」といって
いたのを覚えていた。名前は聞いてなかったけど、どう考えても、いや
考えなくても「ここ」しかないと思っていった。
金沢出身の女将が金沢から移住して古民家を直してギャラリーにしていた。
般若くんの作品があったり、「ふくちゃん(三輪福さん)から噂をきいてました」
とか・・・・お茶をいただく間に、10人以上の共通の知人がいることがわかった。

今日は朝の便で羽田から能登空港へキュートな梅林ガールズたちが
やってくる。今「ほぼぶらじる」を水筒にいれ、これを書き終わったら、
空港へ迎えにいく。将来の「能登暮らしひと」の最有力候補たち。

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