藤の花が咲くとイルカがやってくる

連休中に、亀戸天神が藤祭りでにぎわっている。
天神さまといえば、「令和」の縁で、大宰府天満宮も大賑わいらしい。
「受験の時だけ」というより、「ま、いっか」という感じもするけど、
テレビやマスコミの影響で、「行く場所」や「食べる場所」を決める
、というのはどうだろう?その人の勝手ではあるが・・・

能登に「真脇(まわき)遺跡」というのがある。そのころは狩猟が主だったので、「定住しない」
が定説だったが、どうも近年の調査で真脇は4000年くらい定住していた、ということがわかった。
しかも争いもなく(夫婦喧嘩や痴話喧嘩はあったと思うけど・・)。
そのころの集落というか国の単位は50人。今でもそのくらいが理想だという人もいる。
天皇というか、一番えらい人を「宰」といった。これは収穫した獲物を包丁で捌く、象形文字らしい。
つまり、獲物を自分で捌き、じょうずに分配できる人のこと。「たつき」というか「経済」がよくわかった人。
膨大に膨れ上がる国家予算、オリンピック工事の水増し・・・今の政治家は縄文人に見習うべし、だ。

欲深き人の心と 降る雪は 積もるにつれて 道を失う  (江戸の三舟で 一番目立たないが偉かったひと 高橋泥舟)

そして、縄文人たちは、能登に藤の花が咲く「時計」で、「そろそろイルカがやってくる」
を知っていたようだ。イシリなど発酵文化が花開いたのも、そのおかげらしい。

偶然ではあるが、真脇遺跡に「縄文の住宅」をたてるイベントが一昨年あった。
ちょうど遊びにいった日に、石器を使って、柱を立てる穴を掘る作業をしていた。
それで、縄文時代に波動をあわせて、土を掘った。
その半年くらい後、できあがった住居で「煎茶会」をした。
天真庵のHPの「のむら暮らし」のとこに、写真を張り付けてある。
われわれの宗教観というのは、縄文時代のものを受け継いだものが多い。
「真脇遺跡」を中心に能登を3日くらい旅すると、そんな「こころの原風景」に出会うことができる。

ついでに、リンクしている「田並劇場」をのぞいてほしい。
天真庵を改装してくれたメンバーのひとり「林くん」がクラウドファンディングで再興した劇場。
そこに「田植えの踊り」の動画がある。平成最後の日にやったらしい。まさに縄文後期の「ひと」たちがいる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です