海は広いな大きいな

今日は燃えるゴミの日。
海まで165歩くらいだけど、少し坂になっている場所に、
風よけのように、鰻の寝床よろしくの集落。
みなさん漁師とか、外国船や国内の汽船の乗組員だったりした人ばかりで、
「海」と生きてきた人ばかりだ。だから人間性も大きく、世界的な視野でものを考え、生きているような人たち。

農業に使う一輪車や、軽トラにゴミ袋を積んで、海の見える「ごみ捨て場」にもっていく。
その横に、ベンチとテーブルがあり、昼間はおばあちゃんたちがお茶を飲む場所、
朝は舟がだせないような波であっても、じいちゃんが海を見ている。
ぼくも海を見ている。人はみな海から生まれてきて、海に帰っていく。

今回は二度も「燃えるごみの日」があり、合計10袋くらい出せた。粗大ごみも燃えないごみも
ダンボールの日もあり、部屋がだいぶかたずいた。
器もくぼみがあるから用の美となる。お部屋も空間があるから用をなす。老子の言葉だ。
人の頭も「空っぽ」にさせることによって、新しいコトが始まる。でもなかなか日常に流されて
いると、そうはいかないのが人間の性(さが)だ。

昔の「ゼロの焦点」のロケ現場になったところであるが、その映画さながらの風景である。
ゼロの焦点のクライマックスは、ヤセの断崖。ここから600mのところにある。その
並びに「義経の隠し舟」がある。兄から追われ、奥州に逃げる前に、能登にいる妻「わらび姫」
にあいにいった軌跡が界隈にはいくつもある。弁慶と碁をやった場所、弁慶が切った岩、義経が篠笛を吹いた岩・・・
半官贔屓の日本人は、義経が大好きだ。

今日は東京からお客さんがくる。朝起きて近くの漁港に買い出しにいく。
ここ二日ばかり海が荒れていたので、市場は休み。世界中から冷凍された魚
が飛行機にのってくる豊洲とは事情が違う。
地産地消で、ここでとれたものを使ってもてなすとしよう。

明日朝に東京に向かう。木曜日がギタリストの翔くんが蕎麦会をやってくれる。
終末は京都風になる。池袋時代から続いている「染めもん展」

◎そめもん展 ”京の染工房 河野染色工芸スタジオの仕事”

◇こうげいヌーベルバーグの作家小物も販売いたします◇

19日(金)16~19時

20日(土)13~19時

21日(日)13~19時

27日(土) 成川正憲ギターライブ

演奏:成川正憲(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です