舟はだせぬが・・・晴天なり

昨日の夜中に九州から能登にもどってきた。
2時間くらい仮眠をして、近くの集会所にいく。
今日は「総会」で、集落の人とご挨拶。
「62歳です」というと、「若い!」と黄色い(かつては?・・)声があがる・・・♪あ~やれやれ😥

「ブック・・」にださなかった本が届く。ダンボール9個口。
ちょうど、寒山拾得美術館にお客様が二名きていたので、手伝ってもらう。
能登はやさしやお客様も・・・
手土産にいただいた赤い寒椿を床の間の信楽のうずくまるに投げ入れた。

実家にあった南條先生の「寒山拾得」(楓橋夜泊の賛)の絵を玄関に飾り、久保さんの絵志野の徳利に、庭先
に咲いていた水洗を投げ入れた。瞬間に「凛」がただよう。
荷物の中に高橋泥舟の書があった。「胸に問い胸にこたえて天地の・・・」
と揮毫している。槍の名手であったが字はやさしい。勝海舟、 山岡鉄舟と3人で「江戸の三舟」と呼ばれた。

夕方はこの土地特有の海風が吹いた。今朝は青空が見えるけど、釣り船は港に停留したままだ。
これから雪の季節になる。能登はやっぱり「冬がいい」のだ。
囲炉裏に炭をおこし、鉄瓶でお湯をわかし、「縄文ドリポット」で珈琲を入れ・・・
この至福な能登時間は、お金では買えない。

高橋泥舟の有名なうたにこんなのもある。

欲ふかき 人のこころと 降る雪は つもるにつれて 道を失う

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