明日から通常営業

と、いっても、月のうち10日くらい休みをとり、能登と九州を
いったりきたりしている3か所暮らし。なんとも奇妙キテレツな
「三つ又暮らし」である。うらやましい、と思われているフシも
あるけど、けっこう大変なコトを始めた、という気持ちもある。

能登では、蕎麦会をやり、珈琲をいれ、畑を耕し、タコ釣りをし、九州では「松の手入れ」・・・
けっこう忙しくて、観光気分ではない。たぶん前世は「みよこ」という名前だったに違いない、
とときどき思う(身を粉(みよこ)  にして働いていた)
でもブラックな感じではない。自分で選んで、そうしているから・・

昨日東京に着いた。能登も九州も、そこに至るところどころも、紅葉できれいだった。
足柄のSAに「温泉」がある。炭酸泉のぬるま湯で、ひとっぷろあびると、「東京が目の前」
という感覚になる。35年以上も「車で夜逃げのような里帰り」をしてきた。(謙遜?)

35年前に比べて、高速道路の数が増え、対面(中国自動車道もほとんどそうだったし、中央道も開通していなかった)も
ヘリ、ドッグランや温泉などの施設も増えた。一般道には「道の駅」も増え、今は高速とリンクしているところも
急増している。人口も減り、ガソリン代も高騰し、景気も晩秋のように寂しいかぎりではあるけど、
考えよう、工夫の仕方によっては、「おもしろい旅」ができる時代でもある。人生、生きている限りみな旅の途中。

新東名や新名神もでき、陶芸家の久保さんのアトリエの近くに来春には、菰野(こもの)インターもできる。
湯の山温泉は知る人ぞ知る、ようなあまり人には教えたくない温泉街だけど、これからは全国から、いや
中国人たちもニーハオよろしくあまたいくようになるに違いない。

珈琲豆の注文がメールなどでたまっているので、これから楽しい焙煎仕事。
来年能登にくる約束をしていた友人のかみさんの訃報もあった。享年52歳。
「生きている」というのは、ありがたいことだ。死ぬ、こともある意味ありがたいことだ。みんなあまり意識していないけど、
毎日毎日が「死」に向かって旅をしているようなものだ。だから毎日毎日が「一生」なのであります。
奇跡のような毎日であります。大河のように、さらさらとたださらさらと流れるような毎日であります。感謝。

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