宿便がとれるごとく・・・

引っ越しのダンボール類が一昨日集荷にきて、今日は
「燃えるごみ」。東京のそれよりも、分別がこまかくて、まだ慣れて
いないけど、倉庫のゴミなんかもすっきりして、宿便がとれたようなスッキリ感。

昨日の夜、また隣のばあちゃんが「7はいしかとれんかったけど・・」といって、アオリイカを
二はいくれた。目が外人さんみたいに青い。さっそくさばいて、「竹葉」のぬる燗にして飲む。
こんな贅沢な酒肴はない。いつも使っている「かえし」にまだ透き通ったイカをつけてペロリ。
肉厚で少し硬い感じがするけど、かむと、海のにおいとやさしい甘さが口に広がる。
二合目は「日栄」をぬる燗にした。竹葉より辛口で、アオリイカにピッタリ。

今朝も波があたたかいので、波平さんたちが、朝6時の「さざえさんコール」より前に港をでていく音がする。
今日は東京の大手の社長が、天真庵にくる。どこかサテライトオフィスを模索しているようだ。
すすんだ会社のトップの人たちは、「人間の動物園」(ネイチャー ヒックスに書いてあった)みたいな東京
で社員たちを飼う、ことに疑問を感じ始めたようである。しごく当然のことだと思うけど・・

そんなわけで、今日は釣りにいかず、歩いて15分ほどの商店(こないだ輪島の話をした)にいき、
パンとジュースを買った。
あまり時間はないのだが、今日は「祭り」の話になった。近くの桜の木があるところには「保育園があった」
話などを20分くらい聞いた。「能登時間」はゆっくりしていて、自然も人もやさしい。
「能登はやさしや 土までも」という言葉が自然に伝わってくる。

明日の夕方、また「動物園」に向かって出発。住めば都。いたるところに青山あり か。