鎮国寺にて素敵なライブ

春に天真庵でライブをやってくれたギターのなるちゃん、こと成川さんが、
今日宗像の鎮国寺で夕方ライブをやる。
弘法大師こと空海さんが中国から帰ってきて、高野山をつくる前に建てた寺で
宗像大社の近くにある名刹。なるちゃんは10月にまた天真庵でライブを予定している。

今日はひさしぶりに二階でお茶のお稽古。
ぼくのお弟子さまだった「よかおごじょ」(いい女、という鹿児島弁)を、織田流煎茶道の同心が
拾い上げてくれ、「よかちゃじん」にするお稽古をつけてもらっている。

軸のいいのはほとんど能登にもっていってしまったので、何かないかと探していたら
「田能村竹田」の煎茶図みたいなものがでてきたので、それを掛けてみた。
頼山陽と田能村竹田は煎茶を愛した文人の最高峰で、ふたりがかわした書簡は、国宝に
なているほどの価値がある。「一楽帖」という。
この軸も銀座にあった「一楽堂」さんから譲ってもらったものだ。

煎茶の道具で「涼炉」(りょうろ)というのがある。炭をおくコンロやね。
その上に炭を炊き、そこにボーフラという素焼きの急須をのせる。
「涼炉」の下に敷く台を、炉台という。ぼくは、久保さんにつくってもらった黄瀬戸を
つかっている。昨日片づけをしていたら、葛明祥製の炉台がでてきた。
せっかくだから今日はこれで稽古してもらおう。涼炉は宝山作。
なんかこんな準備をしているとウキウキしてくる。そばなんか打ってる場合じゃない・・・

明日は「卵かけごはん」夜は「順受の会」
明後日が「満つまめの会」夜が「書の会」
茶・論語・書・・・・このああたりの趣味をもっていると、一生暇になることがない。
ただし「骨董病」を患う可能性があるので、一生貧乏でおわる可能性はある。ただしみんな楽しそうに生き暮らす。
「貧乏を楽しむ」境地になるみたいだ。

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