HPに「能登休み」とあるけど、この一か月は、九州に
もどっている。ので「能登はお休み」状態。
コンポストトイレも完成し、美術館のしつらえもほぼ完成しているので、
「夏オープン」という約束はなんとか果たしたような気もする。
来週も「能登休み」をとっているけど、九州にいくことになった。
今年の夏は、能登でキスを釣り、それを刺身にして、久保さんの織部の葉皿かなんかに
のせ、竹葉で一杯・・なんて勝手に思っていたけど、来年にお預けになった。
でも近所の海では「アオリイカ」も連れ出したとのこと。ルアーで釣るので、
いけば、5分で海に投げ入れる準備はしている。
これから酒も魚もおいしくなるシーズンである。
昨日はそばのお弟子様のオッサが蕎麦を手繰りにきて、「梅味噌を焼きナスにつけると、ヤバイですよ」
と教えてくれた。嫁に食わせるな、の秋ナスもうまくなる季節。
夏は、梅シロップが大活躍し、秋には梅味噌が酒肴を盛り立ててくれる。
梅シロップであまった果肉は、梅ジャムにする。梅酢は漬物にしたり、天真庵では
「かえし」の隠し味にしている。糠床も夏に「梅干し」を入れると生き返る。(うめ星と梅干しのダブル効果)
梅干しは「売るほど」仕込んだので、今日から「うめうめ」
という名前で売ることになった。おもちろん、お店にきて勝手に買ってほしい・・
一昨日立ち読みした「なごみ」を昨日買いにいった。明日は確か「煎茶の教室」の夏期講座
みたいなんが、二階である。「器局」を見せてあげようかな・・・渡り(中国からきた)の黒檀の
器局がある。美術館にいくような価値のあるもの・・・というとスゴイものに聞こえる。
(寒山拾得美術館にいくだけのもの・笑) でも煎茶道具に逆に渡っているので、きっと
ビックリするくらいの値段がつくかもなんばん。とらぬかもの皮算用?
能登の家は、海が見える「お茶のみ場」がすぐ近くにある。屋根とテーブル・イス
が供えられていて、能登の海を借景におばあちゃんたちがお茶を飲んだりしている。
そこに器局に道具を入れ、茶を入れ、喫す。想像するだけで、なごんでくる。
しらたまの歯にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり
酒の前にお茶を一服・・・・人生の句読点がしっかりできて、ゆたかな気持ちになる。