青山で開催されている「原爆堂展」を手伝っている長崎剛志くん
の名刺には「根っこから考えます」という文字があった。
天真庵をはじめたばかり、彼も芸大をでたばっかりなので、20年以上前の話。
知り合いの絵描きが新宿で展覧会をしていた。その同級生の長崎くんの版画が
同じ場所で飾れれていた。若書き、というか勢いのいい白黒の版画で「助ける手達」
という題だった。本人は在廊していなく、名刺をおいて帰ったら、しばらくして連絡があった。
何年かして、彼と久保さんのコラボで「今のもの」という展覧会を何年かやった。
芸大の連中が、ぞろぞろ天真庵に集まりはじめた。建築家の中西、テキスタイルのuna、
串本の田並劇場を蘇がえしをやっている林くんの3人が、天真庵の押上の改装をやってくれる
きっかけになった。「縁」であり、根っこが繋がっている人たち。みんなおっさんになったけど、
それぞれの分野で頑張っているのがいい。
「助ける手達」は、能登の「寒山拾得美術館」の玄関にかけてある。
訪れる人たちの「助ける手達」になるに違いない。
芸術の「真・善・美」は一瞬にして、人のこころを打ったり、人生観を変えたりする。
そのためには、ひごろから感性を磨いておく必要がある。「こころを空っぽにしておく訓練」
昔から禅林では「洗心」といっていた。
先日あったばかりの蝋燭デザイナーのCさんが昨日遊びにきた。お茶を飲みながら
話てるわずかな時間に、共通の友人なんかかでてきて、お互いにびっくり。
たぶん今年中どこかのライブで、蝋燭がコラボしそうな感じ。
同じ山口出身の国貞雅子に「こんど蝋燭ショーをやらないか?」とメールをしたら
「趣味がだんだんエスカレートしてますね」と返事がきた。もうすぐ新しいcdがでるらしい。
6月は、能登に二度いき、福岡の実家の「松の手入れ」もあるので、
ライブの予定をいれていない。7月は素敵なライブがふたつ。
お店が始まってからずっとやっている「浴衣ライブ(花火大会の前座ライブと彼らはいうけど)
と、海の日のトリビュートジャズ。
7月16日(海の日)
大石学 ライブ 19時から 5000円
7月28日(墨田花火大会・浴衣ライブ)
もにじん 17時から 3000円