ぼくはテレビを見ないので、見てないけど、ネットの「情熱大陸」を検索
すると、「見逃した人のため」のコーナーがあるので、休みの日に見てみたいと思う。
「梅茶翁」と「マルガージェラート」があるところは、「能登町」。
どこもそうだけど、黙っていたら人口が減って、「自治」が難しくなるので、
都会からの移住者の勧誘にあの手この手を使って躍起になっている。もちろん地方の自治体だけの
問題ではなく、日本全体の問題でもある。
石川県は115万人が住んでいる。金沢で約30万人。うらぶれて文化の不毛地帯のような「墨田区」
の人口が29万人。金沢とほぼ同じ。それがざっと23区あるので、いかに東京に人口が
集中しているかがわかる。石川の面積の約半分が能登。大阪府とほぼ同じ面積。そこに住む人口が19万人。
だまっていては、自然減になるのが火を見るより明らかだ。
でもよくよく考えてみると、縄文時代の「ひとつの集落」の単位は50人。約10世帯。
「今の基準」ではかると、いろいろ不都合なことになるけど、自然の目、神の目線で考えると、
あまり悲観的ではなく、明るい未来がまっているような気もする。
昨日は「南島原」の移住担当者が蕎麦を手繰りにこられた。一昨年に「なつきくん」が口之津に
移住し、そこで珈琲屋をつくり、それが地域の人たちのコミュニケーションの場として、
なくてはならない「癒し場」になっていて、そのルーツを見学にきた、ということだ。
「ひとりの人が本気で動く」と、まわりもかわってくる。どこの町のお役人の人も本気の人
が増えてきた。これからの日本はまだ捨てたもんではない。
ちょうどその時に「だいきくん」が蕎麦を手繰りにきていた。この町のコンセルジュ。
南島原からの旅役人さんを、案内してくれたらしい。
夕方はなつきくんも参加して「すしを喰う会」。
久保さんの器が、お茶会のように並ぶ。織部の四方皿、志野の豆皿、黄瀬戸の箸置き。
だいきくんは、じいちゃんのやっていたお茶畑(岐阜)をやっていて、毎年茶摘みツアーを
企画している。あまり熱心ではないけど、ぼくのお茶のお弟子様でもある。
「すし会」と「茶事」を墨田で広げようと思っているらしい。真ん中に「こころ」を
据えていけば、おもしろい会になるような気がする。書の会にもきて、盛り上がり、
昨日も盛り上がり、少し酩酊した。
今日は「長屋で女史会」明日は「英語でそば会」
久保さんの器といえば、6月1日売りの「ブルータス」(新・お金の答え)
に、天真庵のカウンターで珈琲を飲む細野晴臣さんの写真が紹介された。
雑誌の表紙になるくらい素敵に映っていて、縄文ドリポットと白い珈琲カップが
とても素敵だ。昨日雑誌社から送られてきて、スカイツリーの本屋に買いにいったら、
新しいCAMPとHIKE 頼れる道具になっていた。それもおもしろそうなので、買った。
買いそこねた前の号は、ネットでバックイナンバーを注文すればいい。
なんか便利な時代。新しい号にも、細野さんがのっている。話題の映画「万引き家族」
の音楽も担当。すごい人なんやね。ほぼぶらじるを3杯飲んでくれたよ。感謝。