今日は「母の日」。
お茶のお弟子様で、花屋をやっているイルフィオレット(覚えるのに3年かかった)に
お願いして、実の母と義理の母(やくざみたいないいまわし)と実の妹に花をおくっている。
ぼくが京都にいた24歳の時、骨肉腫になった。その当時は病名を告知しない、のがならわしだったけど、
お医者やまわりの雰囲気から「やばいかも」と察知して、九州の母親に電話して上洛してもらい、
しばらくいいしょに暮したことがある。その時に妹はおなかに長男を宿していて母になる準備中だった。
そんなこともあって、妹には自分の病名を告げていなかった。その時生まれた航太をヨットの上で抱いた
写真が見つかった。今は昔、大昔の話ではあるが、昨日のことのようでもある。
病院は大徳寺の近くだった。あとで知ったけど、母は毎日病院にくる前に大徳寺にいき、息子の安泰を
祈願していたようだ。男はみな大人になれない動物だし、子供を産むことがないので、そんな慈悲深く、
見返りを求めない愛情なんて持ち合わせていない。けどその時は、その当時なりに、母に感謝をしたことを
今でも覚えている。実際に口にだして「ありがとう」をいったことはないけど。
どの世界も女の人が元気だけど、あたりまえ、だと思う。
釈迦やキリストだって、ひょうくひょくと産むのが女性なのだから。
今日は16時まで。それから「蕎麦打ち」
明日は卵かけごはん。