いかんともしがたい?

さざえをさしみにしようと思ったら、あの殻を生でとらないといけない。
ある程度大きくなったものなら、すぐに取り出すことができるけど、出始め
のさざえさんをさしみにするのは、けっこう大変なことだと、指が痛感。
いかんともしがたいものがある。

いかを塩辛にする。これがいかんとも・・・というわかにはいかない。
東京で使うイカは冷凍ものが多い。朝どれのイカとふぐといわしを梅茶翁のしんごちゃんが
土産にもたせてくれた。わたもそのまま食べてもうまい。能登ではそうするらしい。
昨日はそれに、塩を少しまぶし、ゲソなどをぶつぎりにして、出来上がり・・・
味噌と酒を入れると、別次元の「塩辛」ができる。

昨日の昼、ワイン好きの友達が昼酒を飲みにきた。ワインと塩辛が大好きなんだが、
それでは組み合わせが悪い。昨日は塩辛をつまみに能登の地酒を2杯飲んでいかれた。
ふぐの白子をさっと湯通しして、ポン酢でだした。「死んでもいいなら食べて」
といってだした。一本目が終わるころ、ニコリと笑って食べられた。こうゆう勇気ある人
のおかげ?でいろんなものが食べれるようになった。

いわしは、手さばきをする。東京の居酒屋なんかでは、しょうがなど薬味を使うことが多い。
能登のそれは、そのまま、おろして醤油で食べる。そのまま、が、高次元。
梅茶翁の梅林の梅で梅林ガールズ仕事でできた梅干しといわしで「梅煮」。
10匹つくったけど、すぐに寒梅、いや完売・・・性格には、常連さんにくばった。

お金を使わずにそろった材料で、いろいろつくってみた。
「ほんとうのゆたかさ」が、このあたりにありそうな気がしてきた。  天のめぐみに感謝。

能登の「梅茶翁」は土日営業。有名なジェラート屋(能登町)を目指して遊びにいくといいよ。