さとちき

昨日、実家がある宗像の「宗像ユリックス」で、空海の心象風景を歌や演奏で表現する
、みたいな「空海劇場」があった。夕方86歳になるお袋から電話がある。「さとちきの演奏が
最高で、腕組んで写真とったばい。ルンルンばい」とのこと。
二胡の奏者・「里地帰」と話ができたらしい。

2007年つまり、天真庵を押上に結んだ年の大晦日の「カウントダウンライブ」を
当時まだかけだしの二胡奏者の「さとちき」がやってくれた。
今では、立派な奏者になり、福岡を拠点に台湾と往復しながら、活動を広げている。
時々生まれ故郷の押上にもどってくる時、天真庵に「ただいま」と入ってくる。
「ふるさと(里)の土(地)に(帰)ってくる」というような芸名。

宗像大社は世界遺産に登録され有名になった。大社の横に「鎮国寺」という古刹がある。
空海が中国で仏教を学んだ後、玄界灘を航海中に宗像大社の神に助けられた恩返しに建立した寺。
その後高野山ができるので、そこが源流みたいな場所でもある。
「自然に寄り添い、神や先祖を崇拝し、生かされていることに感謝しながら足るを知る毎日を生き暮らす」
日本人が世界に誇る遺産は、建物や風光明媚な景色ではなく、そんな些細な「くらし」の中にこそある。

今日は日曜日なので16時まで営業。二階では「満つまめの会」 夕方は「蕎麦打ち教室」
明日の朝は「卵かけごはん」 夜は「順受の会」
火曜日は「書をしようかい」  空海は筆を選ばなかった。この会は筆を選び、その後は「そばを空海」だ。