手前味噌をつくる会

寒仕込み、というか、そんな季節になった。
昨年は93人の人が味噌作りにきた。最近どうやら「腸内細菌」のことが
あちこちで話題になっている。便利な時代になり、昔は各家でやっていたことを、
お金で買う、つまり味噌も「くそ」か「みそ」がわからないものを買うハメになり、
遺伝仕を組み替えられたり、腸内細菌を殺してしまうような薬物が入っているものが
平気で売られていて、自然とその不自然なモノを買い、毎日それを食べる、というスタイルが
平均的なことになっている。味噌汁は「飲む点滴」といわれているけど、「天敵」
になりさがっているのが現状かもなんばん。クソ以下やね。

味噌作りの会のことを「菌活の会」と名付けた。まじめに作られた大豆を自分で選んだ麹と塩で
まさに、いい塩梅にしていく会。今年は毎年年末に蕎麦打ちをやりにく「八郷農場 暮らしの実験室」
でつくってもらった自然農の青大豆も選択肢のひとつになっている。「土」の力、大地のパワーを
自分で確かめてみるチャンスでもある。そんな時代がやってきた。日本の一般的な野菜は、
中国の野菜より農薬つけになっているんやで、ほんま。
「この商品は遺伝子組み換えじゃありません」という表示が目立つのは、それだけ頻繁に遺伝子操作
されたものがはばをきかせている、という証であるし、それが体に悪影響をあたえることもわかっている、
というこっちゃで。

昨日は「満つまめの会」だった。陶芸家の渡辺愛子さんがまじめに通ってこられている。
「うめ星」を買おうか、買うまいか悩んでおられた。土をこね、造形を施し、釉薬をかけたりして、
徹夜で窯出しした彼女の普段使いの器より高価な値段なので仕方がない。「あんたみたいに、
土から気をとってるような達人の「気持ちの気」と「うめ星の気」がうまく反応したとき、おもろいことがおきる可能性があるんや」
と、怪しげな京都弁を使う骨董屋の親父のような会話にだまされ?、笑いながら買っていかれた。
来月は四国で個展をやるらしい。来年あたりヨーロッパで展覧会が予定されている。前途洋々たる炎の芸術家。

昨日は「無茶しぃの会」の最終回。
5年くらい押上天真庵の二階で「煎茶」の入門を教えていた。これからは「道」という領域に自分を
高めていこう、ときめたので、無茶しぃの会は店じまいとさせていただく。
「道」というのは、人に教えられるもんではないので、また形とか場所をかえて、「煎茶」を
楽しむ会を、いつかやることになるかもしれへん、ちゅうことであります。感謝。

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