となりの客は牡蠣食う客だ

水曜日は「かっぽれ」だった。
前日「能登」という雑誌のバックナンバーが7冊届き、カウンターに座る
お客さんが、みんな「能登を飲みながら蕎麦を手繰り珈琲を飲む」という、
なんとも不思議な雰囲気になった。

かっぽれの先生は後期高齢者の仲間入りしているけど、だんぜん若い。今年最後の
お稽古なので、2時間へとへとになるまで、かっぽれ、深川、ずぼらん、なすとかぼちゃを
踊った。蕎麦会の時に先生が「能登と牡蠣」の特集に目がキラリと輝いた。
無類の牡蠣好きであることが判明。牡蠣は「わかがえり」の効果があるかもなんばん。

昨日は銀座の王子ホールで、赤松林太郎ピアノリサイタルがあった。ヨーロッパから帰国10周年の節目のコンサート。
少しはやめに銀座にいき、煉瓦亭で「カキフライ」を酒肴に、菊正のぬる燗を2杯飲んだ。いつもは「チキンソテー」
を食べるのだが、なんだかめずらしく「牡蠣」。実は京都時代の冬に牡蠣を喰ってあたったことがあり、しばらく牡蠣は
喰っていない。熱燗飲みながらだと大丈夫?とおそるおそる・・・。フォークナイフで牡蠣を食べながら、袴付きの徳利
に入った菊正を飲む。和洋折衷、というか、不思議な調和が「和のこころ」だ。

赤松氏は、帰国したころ近くに押上られ(押上という地名は、海の砂が押上られる、そんな地名)、調律が
まだ完璧でないうちのピアノを弾いてくれた。うちでもソロ以外、N響や縁あるアーティストたちとも共演して
くれたり、「クラシックの寺子屋」をやってくれたり、いっしょに原田先生の花を習ったりしたものだ。
偉くなって、なんやらかんやら肩書が多くなってきて、説明ができないけど、演奏すると、昔の名前ででています式で、
懐かしくもあり、こころから拍手したくなるような内容だった。これからの活躍がますます楽しみである。

今日は京都工芸繊維大学出身の建築家たち集まって「墨交会」(別名・白井晟一を忍ぶ会)。
東京に来て30年以上になるけど、京都ゆかりの連中がきて、飲んで話をすると、つい
「なつかしいな~」「ほんまやな」とか、酔い方まで「京都」になることがある。不思議なもんや。

明日は「満つまめの会」夜はかすみちゃんの「ゆるゆるヨガ」

日曜日は「お休み」  八郷でそば会がある。