とべとべくさ

九州、特に博多に近い地域には、「そーくさ」とか「するくさ」とか、語尾に「くさ」を
つけることが多い。
「とべとべくさ」も、そんな響きがある。昨日は「かっぱ橋」にきく用事ができたので、テクテク30分
くらい歩く途中に、「とべとべくさ」に立ち寄った。若い夫婦が古い民家を改装して、陶器のギャラリーを
やっている。若女将はあたりまえだけど、若くて、浅草芸者のような華をもっておられる。ときどき天真庵
に蕎麦を手繰りにこられる時は、押上文庫ばりのスポーツタイプの自転車で颯爽と風をきってこられる。

昨日は澤さんとかいう信楽の若手の作家の個展の初日らしく、彼の信楽の大壺や掛花にじょうずに花が
生けられていて、気持ちのいい空間を醸し出していた。信楽といえば、うちの常連さんに渡辺愛子さん
という作家がいる。彼女のデビューは、渋谷の炎色野というギャラリーで、ちょうど久保さんもそこのギャラリーで
個展をやっていたので、なんとなく家族のような感じになっている。「とべとべ・・」には愛子さんの作品も常設している。
ネットでも買えるので、気になる人、器が好きな人は、とべとべくさ、バイ。

かっぱ橋の蕎麦道具専門店で手入れの胡桃油を調達し、またお店まで歩いて、かっぽれの準備をする。
かっぽれ・深川・ずぼらん・なすとかぼちゃ・・・今はこの四つのお稽古をしている。
そろそろ浅草あたりのお座敷から声がかかってもいいんじゃない・・・とか密かに思っている。
かっぽれの先生は高口先生という。サマーズのみむらくん、のおば様にあたる人だ。
年に100回くらい老人ホームの慰問のボランティアをしている。今は「自分よりも年下」があたたいるらしい。
昨日も、2時間みっちり鍛えられた。ぼくらといっしょに踊り続ける、ので、けっこう体力は消耗すると思うけど、超元気。

今月はかっぽれに関連するような催しがある。「松休み」で九州、「梅の木の剪定」に能登にいくので、お休みが多い。
25日(土) ちょっと小粋な縁奏会

演奏:望月朴清(囃子 鳴物)・ミカド香奈子<望月太喜若>(三味線引き唄い・笛)

19時開場 19時半開演  ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲・付き)

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