これがライフワーク?

日曜日の朝9時、押上駅前の「ライフ」に買い物にいった。
9時にオープン。見たことのある女性に「おはようございます」と声を
かけられた。うちの常連さん。

「元気印」そのもの。近くであったりするとき、下を向いて歩いているような時は
「マスター(この界隈の人たちは、ぼくのことをそう呼ぶ人が多い。失恋レストラン(清水健太郎)を思い出す
イメージがあって、あまり好きな呼ばれ方ではない)、元気ないね、大丈夫?」なんて先制されたりする。

本人は「でくのぼう」といっている、京都の大きな華道の免状をもっていて、近くの道端や川端で花を採集している
姿を見ると、「うちの庭に椿が咲いたので、ハサミもここに置いていくのでいつでもどうぞ。」といってくれる。
「近所の人が泥棒だと勘違いしない?」というと、「大丈夫、天真庵のマスターは変人だとみんな知っているから」と
笑っている。いつもぼくのために「でくのぼう御用達」の「安重」のはさみがおいてある。ぼくもひとつもっているけど、
使いやすいけど、安くはない。

レジで精算しようとしたら、「雨だから車でおくっていくからまってて」といわれた。
反射的に「ありがとう」と答えた。買い物袋につめていたら、旦那さんが近寄ってきて、3階の
駐車場までいき、車の人となる。とりとめない雑談をする。ふたりは、アラカンでぼくと同じくらいの年回りだ。

ぼく「あんなに買い物して何つくるの?」おくさま「日曜日の朝に一週間分のまとめ買いをするので、マスター
もそのころ買い物したら、のせていってあげる」ぼく「忙しそうだけど、まじめに自炊するんやね」
おくさま「この界隈には、ろくなお店(たぶんうちも含まれている)がないので、自分でつくってビールを飲む
のが楽しみなの」ぼく「これから寒くなってくるとビールはまずくない?」おくさま「だからこうやって休みの日の朝に
買い物して朝ぶろに入り、ビールを飲むのを楽しみにしているのよ」ぼく「仲がいいので、ひょっとしていっしょに風呂に入って
いるのですか?」

下町というところは、いろいろな意味で、垣根がない。
さてなんと答えたのでしょうか?朝からの話題には、レアなので・・・
人情がかよう、というのは、お互いの気持ちが「裸」にならないとかよわない、よね。

明日は久しぶりに何もない休みなので、横浜にでもいってこようと思っている。

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