天真の香り

今年の4月1日、「天真庵10周年ライブ」の時に、山本ひかりさん
が作ってくれた新曲のタイトル。
昨日打ち合わせをしながら聴いていた。天使のようなひかりさんの声が
不思議な雰囲気を醸し出す。彼女なりに10年の天真庵のイメージが吐露されていて心地いい。

午前中に板橋の歯医者にいった。押上にくる前は、上池袋に20年くらい住んでいた。
jR板橋駅から桜の並木通りを歩いて往復するのが日課であり、元気(ちわわ)との
散歩も毎日した通り。元気は2010年に虹の橋を渡って、あの世に旅立ったけど、
足跡がのれんになったり、「TときめいてQキュン」のTQ処理された不思議なシール
ができて、みんなが「元気シール」と呼んでスマホや生活の中の道具などにペタリ
と貼ってくれている。たぶんうちの常連さんたちの9割は、どこかに「元気・・」を
貼っている。

こんどまた奇妙な縁があって、〇な形をした不思議なモノを開発している。
電気釜にいれて米を炊くと、銀シャリができるし、珈琲やお酒の味をかなりのレベルでまろやかにする。
糠床に入れると、キュウリやなすびが、湯上り美人のようにキラキラと輝いてでてくる。
それに一番不思議なのが、身につけていると、ポカポカしていて、「年に一度か二度くらいしかない、いい気持ちの日」
みたいなんが「日常茶飯」になる。枕の下に置くと、夢がカラーででてくるし、音声や会話の内容までクックリで
毎日の潜在意識の世界が劇場みたくなって、こんなに楽しい夜はない、そんな感じだ。

ちょうど「碁まもり」の中にスポッと入り、元気シールとの相性もよく、たぶんこれをすると、
肉体、という借りモノの宿に魂が宿る。そんな感じがする不思議な〇だ。
人間は裸で生まれてきて、借りている肉体も置いてまたふるさとに帰っていく。
昔から禅林では「本来無一物」といった。
最近は料理本なども、精進料理を見習い「一汁一菜」が見直されている。
おいしいごはん、漬物、味噌汁。それだけで足らないものはない。
坊さんが〇を揮毫するのを、円相(えんそう)という。この不思議な円相は、
もしかして、「日本人らしく生きる」ツールになるやもしれない。
寒山拾得の教えの根本も「足るを知る」だと思う。選挙の演説にはでてこないけど、今の日本人に大事なキーワードやと思う。感謝。

今日は「満つまめの会」 一階は「そったく焙煎塾」午後が「無茶しぃの会」
会の名前も、どことなく線香のかおりがする。みんな「天真の香り」か。