英語でポン引き

今日は「英語でそば会」
スカイツリーのとこで、先生と生徒が待ち合わせて、「ええ店があるんやけど、いっしょに
チャーセーヘン?」と外国人観光客をナンパして天真庵につれてくる会。
正確に覚えていないけど、成功したのが25回かそこら、失敗は5回ほど。かなりすごうでのナンパ師たち(ただし8割は女子)

一昨日のお昼に元気なじいちゃんがバイクをお店の前にとめそばを手繰りにきた。「そば一枚」と元気に注文。
ところが白いシャツの右腕が血だらけだ。「どうしたのですか?」と聞くと「いや、ちょっところんで擦りむいただけ」という。
かみさんがシャツのそでをそうろうとまくると、鳩サブレくらいの擦り傷があり、鳩の胴体ぶぶんがペロリと剥けている。
「救急病院が歩いて5分くらのところにあるので、いっしょにいきましょう」というと、「腹へったので蕎麦を食べてからでいい」
とおじいちゃん。「ばい菌が入ると大変ですよ」といって無理くり病院にいったけど、日曜日で受け付けてくれず、しかたなにので
福太郎にいって、消毒液と大きなバンドエイドを買ってきて応急手当をした。

聞くと「和光市からバイクでハゼ釣りにきた」とのこと。年を聞くと「88歳」とのこと。前科を聞くと「春に縁石にタイヤをとられ、
一か月入院した」とのこと。「もうバイクはやめといたほうがいいよ」と、こころをこめて説教をすると、「かあちゃんもそうゆうんだけど、
死ぬまでのりたい」とのたまう。「大丈夫 絶対 死ぬまで 生きられる」とは、少し次元が違う話であるが、あっぱれな頑固じいちゃん。
そばをツルリと手繰る姿も江戸前だった。

88歳で ハゼを釣りに、バイクで一時間半かけて、蕎麦を手繰り また同じ時間かけて帰っていくじいちゃん。
こんな元気なじいちゃんがいっぱいいたら、この国の未来は明るい。けどそんなのがうじょうじょ道路を走っていたら、
車の運転はもっと神経を使い、若い世代のドライバーたちが早死にしたりしそう。人生まじめに考えると、矛盾だらけ、けがだらけ。

ヨネクラボクシングジムで知り合った元日本チャンピオン。

昨日は岩本さんから「誕生日おめでとう」の電話をいただく。
彼は元日本チャンピオンでその当時の防衛記録を持っていた。
デビュー戦が具志堅さんの世界戦の前座になり(たまたま)。たくさんの観客の前
でやれたことを喜びに思った、という。その当時、ヨネクラには「血止めの松本」という
名トレーナーがいて、毎回防衛戦で流血する彼の血をとめた。彼のジャブを世界レベル
まで仕上げたのも、松本マジックだ。

今は大山で「いわもと」という寿司をやっている。カウンターの後ろには、松本トレーナーの写真が
はっていある。きっと彼は今でもカウンターで包丁を持ちながら、リングさながら死ぬ気で
闘っているのだろう。同じような仕事になって、そんな気持ちがますます伝わってくる。
どんな仕事もそうだと思う。あきらめたら、おわり。これでいい、なんて思うときが引き時。

これから「卵かけごはん」

今日はどらえもんの誕生日

昨日は上原英里さんの「シャンソン」の会だった。
年に一度だけ、だいたいメンバーが集まり、ギター弾き語りのシャンソンを聴く。
天真庵の常連さんが紹介してくれたのだが、池袋時代にお世話になった梶原さん
がお互いの大家さん、という不思議な「えにし」を驚きあった。

彼女の「応援団長」はぼくと同じ申年で61歳。ぼくも今日から61歳。
昨日は彼は、6合の酒をあけた。ぼくは5合が限界のような気がする。でも3時間くらい
シャンソンを聴きながら飲むと、そのくらい飲めるような気もする。
猿蟹合戦ではないけど、申年というのは、そんなどうでもいいことに、こだわりを持ったりする。

昨日の朝、小学校時代からの親友から電話があり、その日の朝に奥様が旅立ったことを知る。
ずいぶん昔の話だが、彼らの結婚式の司会は、ぼくがした。家族ぐるみで、いろいろな場所に旅したり、
九州気骨の会のメンバーがかけていく時にいっしょに忍んで酒を飲んだりした。
人それぞれに運命があり春夏秋冬があり、みなあの世に帰っていく。散る時期が少し早い感はあるが、
白い侘助を掛花に投げ入れた時など、あっという間に落ちる姿に、人はみな自分たちの短い一生を悟るのだろう。
侘助のようにきれいな人だった。年下の親友を慈悲深く「ぼく」と呼び、息子ふたり、息子みたいな彼を入れて
3人の男子を育て、元服させた功績はでかい。鎮魂。

今日は日曜日なので16時に閉店。それから「蕎麦打ち」。

明日は「卵かけごはん」
火曜日が「英語でそば会」

能登そばUFO の里帰り

水木の休みを使って能登にいってきた。
梅茶翁にはじめて泊まる。少し海から山に入った場所にあり、
梅ノ木が元気いっぱいにある場所で、夜は星が降るようにいっぱいで、
虫のすだく音が、秋がそこまできているのを伝えてくれる。海も山
もあり、土や草木までが、「懐かしい未来」を感じれる場所である。

はやいもので、もう「長月」に入った。
芸術の秋だ。

今日はさっそく「秋のシャンソンショー」で16時閉店になりまする。30日がボサノバライブ。

2日(土)弾き語りシャンソン ライブ

演奏:・上原英里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演  ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲・付き)

30日(土) ボサノヴァライブ 秋の光

演奏:山本ひかり(歌・ギター)

19時開場 19時半開演  ¥3,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

明日は日曜日なので16時閉店。それから「粒々皆辛苦のそば打ち教室」&「なんとなく鮨をにぎるかい」