義経とわらび姫とUFO

今日は「おとこかっぽれ」の日。あいにく朝から東京は☂。

今日はBUNKANの坊ちゃんが、水を持ってきてくれる。南島原に移り住んだなつき君
の仕事を受け継ぎ、月一のペースで、静岡の奇跡の水を汲みにいってくれる。
午前中の約束だったけど、都合がつかなくなり、夕方リベンジ。静岡の水は、世界一の
浄水器・富士山の水。論語の会の幹事を長年務めてくれた清水さんも、この夏静岡に移住した。

昼は「残り物のパスタ」。能登のギバサと能登梅の梅干しで「能登そばUFO」が誕生した。
これをパスタにすると、ビールにあうのでは?とひらめきやってみた。
オリーブオイルににんにくひとかけら、梅干し、ギバサ、そこに適宜ゆでたパスタをからませ、最後に
パラリとかえしをかける。残りもんだけで作った「貧乏パスタ」だけど、ビールのすすむこと。

ぎばさとは、能登でとれる「ホンダワラ」のこと。雄株・雌株があり、早春の冷たい海で採集して干して常備する。
壇ノ浦で平家を滅ぼした義経は、京都に凱旋し、不思議なエニシで敵方の重鎮・平時忠の娘「わらび姫」を妻にした。
ご存知義経はその後、兄頼朝にうとんじられ、奥州に逃げる。「勧進帳」は有名な話で、今でも歌舞伎や芝居で人気がある。

平時忠は、奥能登に流され、父といっしょに住むわらび姫に一目あいにでかけた、という話が能登に残っている。
先週はそんな話が残る「義経の隠し舟」の里へいってみた。
ギバサとは、その時義経が馬に与えた海藻・ホンダワラのことを表し、「義経の馬の草」が原点らしい。
半官贔屓の日本人は、頼朝とか森友とかより、義経が大好きである。勧進帳で涙を流し、夏は体を動かし汗を流し、
流した後に、ギバサと梅干しのきいた「能登そばUFO」を食べながら、義経とわらび姫のことを忍んで涙をながし、
能登の地酒を飲む。新しい義経伝説。                 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です