なごみを見て なごむ

今日はお花のお稽古。故・原田先生の師の岡田先生がのった「なごみ」という雑誌が手元にある。
古瀬戸の瓶子(へいし)に、竹と松を投げ入れてある写真が素敵である。
先日久保さんから古瀬戸の「瓶子」がおくられてきた。今朝掃除をしていたら、肘があたって、
ころっと倒れそうになった。「平家物語」にそんな話がある。史実かどうか怪しいけど・・・

鹿ヶ谷の陰謀は、平家打倒をたくらんだ。今の野村美術館の近くにある京都東山の山荘で謀議が行われれ、「平家物語」には、成親が立ち上がって瓶子が 倒れ、後白河が「あれはいかに」と問うと成親が「へいし(平氏とかけた)でごじゃる。」といったとかなんやら。平氏が倒れた、という縁起をかついだおじさんギャグ。でもそのころは、命がけだったに違いない。
そんな縁起のいい陰謀があったも平家は倒れなかった!

昨日の道具の話ではないけど、瓶子とはもともとお神酒を入れて手向ける酒器だったらしい。それを華人が花器に「みたてた」。
男らしいたっぷりとしたふうたいだけど、女も酒を飲む(いやどちらかというと若い人らは女のほうが飲む)し、
どちらも屁をするし、瓶子は男女同権かもなんばん。

京都サイズの茶櫃には、連月ねえさんの茶碗と急須を入れてみた。煎茶の世界では京美人の最高峰におわすあこがれの女性。
自分の持っている道具でありながら、少し手がふるえた。瓶子も連月茶碗も倒れてはなりませぬ。

今日は「お花」「お仕覆」のお稽古。
お店は16時閉店。日曜日の夕方は「粒々皆辛苦のそば打ち道場」

明日の朝が「卵かけごはん」夜は「福の会」
火曜日が「タイムドメイン」
水曜日が「おんなかっぽれ」   暑い夏も秋の気配・・・感謝。

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