かやくごはん 加薬 であり 火薬でもあり

昨日は「書をしよう会」だった。
前日に続き、梅味噌が大活躍する。新春に味噌をしこみ、春に梅をしこみ、
それをあわせる。日本人は春夏秋冬を、用意周到にいろいろな保存食をつくって、命を
紡いできたことが、よくわかる。

昨日は土用の丑の日だったので、うなぎの「ひつまぶし」をつくってみた。
昔から先祖さまは「たべあわせ」というのも大事にしてきた。一般に
「うなぎと梅」は相性がよくない、といわれている。でも人形町の老舗のうなぎや
には「梅」という字がついているし、どう考えても、科学的な根拠にとぼしい。

梅も土用に干す、というのが日本人の伝統的なならわし。あたらしくできた能登梅の
うめぼしを種をとって、ほぐす。こんぶ(乾燥)も、はさみで細かくきざみ、
ごはんを焚く時に適宜いれる。うなぎは、スーパーに並んでいたやつを、お酒に
塩山椒を入れ、5分くらい蒸らす。そうすると、高級店や老舗にまけないようなレベルにうなぎのぼりする。
それを適当な大きさに刻んで、食べる前に、まぜる。
昨日は酒を飲む時はほとんど酒肴をつままない先生が、どんぶりを空にした。

今日は「満つまめの会」
夜は「おんなかっぽれ」