梅ぼしばあちゃん

今日明日と梅干し作りの女子があまたやってくる。
昨年から能登の梅でやっている。今年は自分たちでもいできた。
昔はどこの家でも日常茶飯の中にはいっていて、うまく漬けたものは100年もったらしい。
百年後はみんな「ばあちゃん」を終え、天国にいっていりだろうけど、死んだ先を
見越してものをまじめにつくる、というのは、素敵なことだ。

今朝は月一の歯医者。押上からメトロにのって神保町乗り換えで、新板橋で降りて、JR板橋駅近く
の歯医者に通っている。押上にくる前に長く住んだ町で、ITの会社とギャラリーをやっていて、
蕎麦も「もぐり?」で出していた。

一年くらい神田のIT会社の「雇われ社長」をやったことがある。親会社が上場して、その会社と
同じように上場する使命をもった会社だったけど、指名した社長(ぼく)の実力不足と短気な性格から
親会社の社長と大ゲンカして池袋にもどった。その時は毎朝大塚から神田まで通勤した。

今日はふたつホームに電車がいた。時間があるので、すいているほうがいいので、そちらを選んで
座って本を読んでいた。なんとなく、女子たちの視線を感じる。年をとっても自意識過剰なのか?
なんて思ってあたりをゆっくり見渡すと、ぼく以外はみんな女子だった。今日の「おんなかっぽれ」も
そうだけど、うちの寺子屋もぼく以外はみな女子には慣れているけど、なんやら不思議な空気が流れている。
めがねをはめ、もう一度あたりを、そうろうとながめてみると、窓に「女性専用」と張り紙があった。

チカンをするのも命がけだったり、🚺に殴られたりする時代。なにもなかった顔して、立ち上がり、踵を返して
もうひとつの電車にのった。

これからお店にもどって「おんなかっぽれ」の準備。明日も「梅仕事」
まじめな仕事は、みんなこつこつゆっくり・・・・人生フルーツと同じ。