いい塩梅の梅雨の雨

今朝は朝から雨が降っている。
庭の木々たちもよろこんでいる様子。今年は半夏生(はんげしょう)も
うまく白粉(おしろい)をつけ、まさに半化粧。

今日はお花のお稽古とお仕覆があるので、朝蕎麦を打ち、二階に畳を敷き(置き畳  小西畳店制作)
、頼山陽の軸をかけ、久保さんの黄瀬戸の火器に半夏生を投げ入れた。

昨日は梅仕事。天真庵のHPに「遊山」という部屋がある。そこに今回の「大人の修学旅行 能登」
の写真がのっている。その梅を梅干しにした。まだ子供の小さい若いママが最後につくった。昨年に
できた梅酢を「どうぞ」とコップでだしたら、一気飲みした。まるで犬がはじめてキンカンのにおいをかいで
バクテンするかのごとく、足をばたばたさせて驚いていた。ので、水を飲ませた。日本人は
古来より、梅をいい塩梅に梅干しにして、生では食えない梅からクエン酸をとってきた。

「遊山」の中に昨年いった能登の「真脇遺跡」の写真がある。これまでの歴史学では「縄文人は
狩猟を中心に営みをやってきたので、一か所に定住しない」が常識だった。でもこの真脇では長いこと
定住していたらしい。今でも日本人の魂の奥底には縄文人の宗教観とか自然への畏敬の念なんかが
記憶されているらしい。その場所にいくと、腑に落ちる。できたら、石器を使って土を耕してみるといい。
ユニシロクロとか、ニワトリみたいな大量生産されたものがあふれている生活に「?」となるけもなんばん。

今日はそんなわけで、お花のお稽古、お仕覆。4時閉店後は「日曜蕎麦大学」&「日曜すし林間学校」

明日は「卵かけごはん」(8-10) 夜は「順受の会」
明後日が「書をしよう会」

水曜日木曜日が「梅仕事」 春夏秋冬、いろいろな手仕事をしていると、体中に季語がかけめぐる。