釣りバカ日記の新しいシリーズがテレビでやっている。
テレビはまりみないけど、最近ボクシングがいっぱいあたったので
いっしょに見た。西田敏行がすーさんに格上げ?された。
花街では、鈴木さんはすーさん、田中さんはターザン(うそ、たーさん)、
とかいった呼び方をするのがならわし。ぼくは「のーさん」。でも大塚では
「ノムちゃん」と呼ばれていた。
昨日、すーさんがひさしぶりにそばを手繰りにこられた。85歳になったらしいが、
ベンツを運転し、気のきいたリネンの帽子をかぶっている。
その時、偶然に元・浅草芸者のたまちゃんもやってきた。88歳?
浅草のお座敷では、何度もあっているらしいが、天真庵では初の顔見世。
「あらお元気そうね」「いやもう棺桶に片足だよ」なんていいながら四方山話が始まった。
最後に「sさんはまだ元気でやっているよ」とすーさん。「そうね、たっしゃな人だからね」とたまちゃん。
でも実際はsさんは昨年暮れに、旅立たれた。
粋な会話に足をつっこむ無粋なことはやめ、そのままふたりの話を楽しんだ。
年をとると、少しボケるくらいがちょうどいい。たまちゃんも、さる事件があって
天真庵の敷居は高くなって、しばらくこれなかったけど、最近また勇気をしぼって
敷居をまたいでくるようになった。「忘却」というのも、自然がくれたやさしさかもなんばん。
おかげでsさんも生きている。死んであの世にいったって、生きている人のこころに、
みんな生きていく。死、というのがあるから「生」というのが生きてくる。感謝。
今日は「満つまめの会」16時閉店の後は「日曜そば打ち道場」
明日は「卵かけごはん」 夜は「順受の会」
明後日が「書の会」