昨日の朝は「卵かけごはん」やった。近所の若者カップルなんかが初参加
されたりして、コケコッコーよろしくにぎやかな朝やった。
「押上式たまごかけごはん」が若い人たちにも、じわじわ浸透しつつある今日このごろ。
夕方に渡辺愛子さんが珈琲を飲みにこられた。明後日4日(木)から、池袋の東武百貨店にて
「陶展」がある。とうてんの二階にも彼女の信楽の大壺が飾ってあり、今は南天が投げ入れ
られている。時々お茶会などをやるときには、彼女の「うずくまる」を床の間に飾ったりする。
蹲、と書く。信楽の壺のことを、昔から茶人はそう呼ぶ。人が蹲った形に似ているので、そう
命名されたというけど、どこから見てもそうは思えない。中国の「壷中天」の故事みたいな
ものではないかしらん、などと勝手に思っている。自分の内なるところに、哲があり、天がある。
押上にくる前は、天真庵は上池袋にあった。お店はやっていなかったけど、論語の会、英語で蕎麦会、
など、ギャラリースペースで、いろんなイベントをやり、年間600人くらい遊びにこられ、1000人分
くらい蕎麦を打っていた。そのころ、食材の調達には、東武デパートにはよくいった。
日本酒売り場が充実していて、その奥に隠れ家のような「日本酒バー」があった。
買い物の途中に、よくそのバーのカウンターに留まり、酒を飲んだ。カウンターのはじっこに
やはり「蹲」がでんと、うずくまっていた。酒は哲。
今日は池袋時代から続いている「英語で蕎麦会」。先生と生徒が、18時にスカイツリーの足元で
待ち合わせをして、うろうろボリボリしている外人さんに、「このへんに、いい蕎麦屋があるんやけど、
いっしょに蕎麦を手繰らない?」と英語で声をかけ、ぞろぞろとそぞろ歩きしながら、うらぶれた十間橋通りの
とうてんまで、連れてくる日。今日くれば20勝か21勝目だと思う。圧倒的に成功することのほうが多い。
奇跡の連続のような会だ。今日はポンビキされる予定を入れなくとも10人くらい集まるらしい。美人
ばかりなので岩本先生の顔もゆるみっぱなしだ。