京都の秋の夕暮れはコートなしでは寒いくらいで丘の上の下宿屋はいつもふるえていました。

今月5日に旅立たれた加川良さんの「下宿屋」。最近よくゆーちゅーぶで、「下宿屋」
を聴きながら酒を飲む。不思議なことに、この歌を聴くと、京都御所の近くの「安兵衛」というおでんや
で飲んでいたころのことを思い出す。加川さんは学生運動まっさかりのころの団塊の世代の人だし、
知ってる人しか知らない人だけど、これからますますこの歌や、「教訓Ⅰ」なんかは、バイブル
になるのではなかろうか。昨日はコートなしでは寒いくらいの日だったけど、閉店まじかに
ふたりの常連女子がカウンターに座って蕎麦を手繰りながら飲んでいたので、「下宿屋」
や♪命はひとつ・・・(教訓Ⅰ)を聴きながら談論風発をした。

♪命はひとつ 人生は一回 だから命を捨てないようにね
慌てると つい ふらふらと お国の為などと 言われるとね

青くなって 尻込みなさい 逃げなさい 隠れなさい

お国はおれたち死んだって づっとあとまで 残りますよ・・・

今日明日は「卒啄焙煎塾」&「無茶しぃの会」

恵那の仙人さんが、「人生は短いのに、準備とか練習にあけくれ、半端でおわる人が多い」
と先日いわれた。なかなか奥深い言葉だ。
お茶やお花など和のお稽古にもあてはまる言葉。

お花の恩師である原田先生も生前、「お稽古は本番と思って真剣にやりなさい。本番はお稽古
と思って自然にやりなさい」というようなことをおっしゃっていた。共通の「哲」がある。

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